学生ローンの以外な常識

●未成年者に対する貸付
学生ローンの七不思議のひとつに、未成年者の貸付がある。
通常、貸金業者やクレジット会社が未成年者と契約をする場合、親などに同意を求めるのが普通だ。
しかし、学生ローンではなぜかそれをやっていない。
親の同意なく未成年者と契約をした場合、最悪取消権を行使される可能性があるのに、どうしてそれをやらないのだろうか?
その理由は、危険をおかしてまで未成年でもお客を増やしたいという事なのだろう。
学生ローンがそこまで危険を冒してまで未成年に拘る理由は、いずれ近いうちに成人するからである。
それともう一つ、学生ローンは基本的に無担保無保証なので、性善説に基づき営業をしている。
未成年取り消しをしてくる割合と、成人後に優良顧客になる可能性で天秤にかけているのだ。
天秤にかけた結果、多少のリスクは覚悟の上で未成年者への貸付を実行しているという事である。

●支払日のマジック
学生ローンでは返済を毎月何日と決まった日にちがあるが、その日に支払わなければいけないというものではない。
支払日を基準に、前後何日という規定を設けている場合がほとんどだ。
学生ローンの返済では、一部不思議な現象がある事をご存じだろうか?
支払いが延滞すると延滞利息が掛かるが、実は100円だけでも入金してしまえば、延滞利息は発生しない。
不足金として計上されるが、不足金に利息が掛かる事はないので、延滞分がまるまる儲かる事になる。
しかも、信用情報上の延滞情報を回避できるというメリットもある。
ただし、あまりにやり口が酷いと督促の対象となりかねないので注意は必要だが、短期的な延滞逃れとしては通用しそうだ。

●督促状回避のテクニック
親と同居している場合に、督促状が送られてくると困るという人も多いだろう。
送られてきた即則上を、親に見られる事は何としてでも避けたいところである。
こんな時に有効なのが、学生ローンに電話を入れ、入金する日を約束することである。
学生ローンの金融システムには、「入金約束日」という項目があり、そこに約束日を入れる事によって督促状の発送を止める事ができるのである。
ただし、これが通用するのもせいぜい2回までが限度なので、あまりやりすぎると逆にマークされやすいので注意が必要だ。

●できるだけ与信枠を大きく取るには
与信枠をできるだけ大きく取るには、まずは個人情報を正確にウソ偽りなく申告する事が重要となるが、収入だけは多少多目に申告した方が良いだろう。
現在では総量の規制があり、収入の3分の1までしか借りる事ができない為、いくらバカ正直が良いと言っても収入だけは致命傷となるのだ。
収入の確認は、基本自己申告となるので、多少多目に申告したところでバレる事はまずない。
(収入証明は、学生ローンの場合は基本必要ない)
むしろ学生ローンとしては、収入は常識的な範囲内であれば多目に申告してほしいに決まっているのである。
あまりにバカ正直に申告されては、貸せるお客がかなり減少し、学生ローンの営業に支障を来たすからだ。
因みに学生の平均的なアルバイト収入は、月7~12万円あたりではないだろうか。
いくら多目に申告した方が良いとはいえ、月収20万とか30万円はやりすぎだ。
あくまでも常識的な範囲内で申告すると良いだろう。